〝神対応〟を連発するワケは――。大相撲の夏巡業が26日、神奈川・川崎市で行われた。力士トークショーに参加した幕内一山本(32=放駒)は、子どもとのふれあい稽古にも連日参加。土俵上で泣き叫ぶ幼児を優しく励ます場面もあった。
一山本は、意欲的にファンサービスをする理由について「子どもからしたらいい思い出になるかもしれないし、少しでも楽しんでもらいたい」と説明する。〝若貴ブーム〟だった1994年夏場所の番付表には943人の力士が名を連ねたが、7月の名古屋場所では588人。少子化の影響もあり力士数が減る中で「今後の相撲界のためにも、子どもに少しでも相撲を好きになってもらったり、興味を持ってもらうことが大事。それに少しでも貢献できればと思って、やってます」と思いを明かした。
2日の岐阜市から30日の東京・立川市まで28日間(27会場)にわたって開催される夏巡業も、終盤に突入。過酷なバス移動が続くなど疲労が多少あることも認めつつ「みんな一緒なので。そこに文句を言っても仕方がない。全然、それはなんともない」と頼もしさを漂わせた。
本場所では2場所連続で負け越し中。秋場所(9月13日初日、東京・両国国技館)に向けて「しっかり勝ち越せるようにやっていきたい」と巻き返しを誓った。角界の未来のために、子どもたちにも愛される人気力士が土俵を盛り上げ続ける。












