〝完全決着〟なるか。秋場所で大関復帰した安青錦が31日、都内の部屋で会見に臨み「いつも通り。特別な思いはない。上を目指す気持ちは変わってない」と語った。

 名古屋場所では左足に不安を抱えながらも千秋楽まで戦い抜き、自身3度目の賜杯を獲得。場所後の夏巡業では朝稽古で相撲を取らず、患部の状態を見ながら慎重に調整を重ねてきた。「治療もできたし、いろんなところを回ってお客さんとも触れ合えた。たくさん温かい声をかけていただいて、力になった」と感謝を口にした。

 これまでの優勝はいずれも、本割を12勝3敗で終えた後、決定戦(ともえ戦を含む)を制してつかんだもの。それだけに「本割で決めると、どんな気持ちなのか知りたい」と圧倒Vに意欲を見せる。秋場所の結果次第では、翌九州場所で2度目の綱取り挑戦も視野に入る中、「自分らしい相撲を取って、一番上の番付を狙えるように頑張りたい」と力を込めた。

 場所前の会見では、番付表を手にして写真撮影に応じるのが恒例となっているが「前の大関の時も撮ったので」と辞退。欧州出身力士初となる横綱の座へ、返り咲いた大関の新たな挑戦が始まる。