大相撲名古屋場所で関脇安青錦(22=安治川)が3度目の優勝を果たし、母国ウクライナでは欧州出身力士として初の横綱への期待が高まっている。
安青錦は場所中に左足親指と右足首を負傷。それでも千秋楽まで戦い抜き、1場所での大関復帰と3度目のVを決めた。
同国メディア「LB.ua」は「ビンニツャ出身の安青錦にとって、今回の優勝は通算3度目。しかし、その中でも最も苦しい優勝だったと言える。2025年九州場所、26年初場所での歴史的ともいえる優勝とは異なり、今回は左足の負傷に加え、場所中には右足も痛めるという厳しい状況の中で勝ち取った優勝だった」と快挙を報じた。
また、安青錦は9日目に横綱大の里(二所ノ関)、10日目に横綱豊昇龍(立浪)を撃破。両横綱は早々に優勝争いから脱落していた。
同メディアは「日本の相撲ファンは、安青錦が優れた力士であることは以前から知っていた。しかし、名古屋場所を通じて彼が卓越した技術だけでなく、横綱級の精神力と不屈の意志を持つ力士であることも証明した。相撲は、ケガをしても十分な休養を取ることができない世界である。その中で結果を残すには、このような強い精神力が不可欠だ。ブラボー、ダニーロ」と安青錦を称賛した。
その上で「9月の秋場所を前に、最も落ち着いていられないのは横綱たちだ」と厳しい評価。「両横綱とも、足を負傷した安青錦に敗れた事実を重く受け止めるべきだと指摘する。そして、『本当に横綱と呼べる存在なのか』と厳しく問いかける。真の横綱とは、けがを抱えていても勝ち続ける力士だ。その姿を今場所で最も体現したのは、大の里でも豊昇龍でもなく、ウクライナ出身の安青錦だった」と締めくくった。
安青錦の活躍を受け、ウクライナでも大相撲に大きな注目が集まっている。










