ボクシングWBC世界バンタム級タイトルマッチ(27日、トヨタアリーナ東京)で、王者・井上拓真(30=大橋)に挑戦する同級1位・那須川天心(28=帝拳)が14日、都内で練習を公開した。

 減量は残り約4キロと順調。スパーリングは行わず、シャドー、ミット打ち、サンドバッグ打ちを計5ラウンド(R)実施。流れるような動きは好調を感じさせ「疲労が相当あったので、そこを披露しないようにしていきたいと思わなきゃいけないヒーローですね」と舌も絶好調だった。

 半面、その動きは迫力不足にも見え、疲労を披露してしまったのではと報道陣から指摘される一幕も。すると「周りの見方と自分の体感は全然違う」と反論。「今まで無駄な動きが多かった気がする。パンパンパンパンみたいに打つのは一瞬のスピードだったりキレはいいけど、そういうところではなく、ずっと(動きが)つながっているのが今回の本当のテーマ。だから(動きが)ヌルヌルしていたと思う。今日ずっと。今までは節目があったんですけど、節目を作らず、ずっと集中している」と説明した。

 前回の対戦は序盤こそうまく試合を進めたが、次第にペースを握られて判定負け。「途切れ途切れになると前回と一緒になる。1、2、3Rは強いかもしれないけど、集中力が途切れてしまうとまた入れるのが難しい。だからずっと(集中力を)抜かないことを常日頃からやってきている」と同じことは繰り返さない構え。「KOしたいですね」と意気込んだ。

 今回の神童はヌルヌル動いて白星をつかませない。