角界一の〝マッチョ力士〟幕内尊富士(27=伊勢ヶ浜)が、ボディービル世界最高峰の舞台「ミスター・オリンピア」(9月24日開幕、米ラスベガス)に挑む日本最強王者・横川尚隆(32)の躍進に期待を寄せた。

 尊富士は30日、東京・立川市で最終日を迎えた夏巡業に参加。朝稽古で相撲を取らなかったが、巡業期間中には空き時間に会場内のジムで1人で筋トレに励むなど、秋場所(9月13日初日、両国国技館)に向けて順調に調整を進めている。「ただ筋肉をつけるだけではなくて、それを競技に生かさないといけない」と、本場所で好成績を残すため鍛錬を積んでいる。

 横川はプロ初戦となった2日の「ALLOUT Presents ZeniX Japan Pro(ジャパンプロ)」(千葉・市原市)ボディービル212ポンドクラスで、怪物級の筋肉量を披露して優勝。夢舞台への切符を手にし、日本人史上初のVを目指す。

 その王者がトレーニングに励む都内のジムでは、尊富士が同じ部屋で弟弟子の幕内義ノ富士と、一緒に筋トレを行うこともある。尊富士は横川について「めっちゃストイックで、何時間もトレーニング室にいるんですよね。間近で見たら体ヤバいなと。特に腕がヤバいっすよね。筋肉とかではなくて、一周回って〝気持ち悪い〟まであるぐらいの体ですよね」と圧巻の肉体美を称賛した。

 オリンピア212では、米国のキーオン・ピアソンが3連覇を達成しており、ほかにも世界中の猛者との対戦が見込まれる。尊富士は「海外ってすごいですからね。日本人として頑張ってほしい」と横川にエールを送る。〝ジム仲間〟の義ノ富士も「優勝が見たい。すごい体ですもんね」と日本が誇るエースの頂点取りを願った。

 ちなみに2023年には、カーリング女子五輪2大会連続メダリストの藤沢五月(ロコ・ソラーレ)が、「FWJ」のビキニ部門に初出場して大きな話題を集めた。筋骨隆々の肉体美を誇る尊富士が大会に出場する期待も高まるが…。「無理です。引退したらもうダメっす」と笑顔で否定していた。