ボクシングの元OPBF東洋太平洋バンタム級王者でトレーナーの椎野大輝氏は自身のYouTube「GACHIBOX CHANNEL」で、注目カードについて取り上げた。

 世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)の次戦を巡っては、WBA世界バンタム級スーパー王者ジェシー〝バム〟ロドリゲス(米国)と来年2~3月に対戦する計画が持ち上がっている。一方で、バムのトレーナーを務めるロバート・ガルシア氏は井上について「彼は爆発的なパンチを繰り出すとき、アゴが上がる」と弱点を指摘。モンスター攻略に自信をのぞかせた。

 椎野氏はガルシア氏の指摘に対して「確かに、井上選手のパンチを打つ時の写真をとかを見ると、アゴが上がって打ってる写真とか結構あるんですけど…。〝その瞬間、狙えんの?〟という感じですよね」と疑問符をつける。

 その上で「(井上が)打つ瞬間ということは、よけてから打つじゃなくて、ほぼ相打ちのタイミングに当てるということ。あのメチャクチャ速くてフェイント、駆け引きもうまい井上選手。パンチも強いから、そのパンチに対する恐怖心もあったらできないし。できるの?と言われたら、そんな簡単ではない」「あの速くて強い井上選手に相打ちを狙うということは超リスキー」と指摘した。

 さらに「井上選手の隙を突けるとしたら(全盛期の)リゴンドーみたいな、距離とタイミングが抜群で、パンチがあってスピードもあってという選手だったらと思ったんですけど。あそこまでバム選手は速くない。リゴンドーほどのスピードはないんじゃないかと思うし、ストレートのパンチに関しては、リゴンドーの方がバムより圧倒的に上だと思う。ロングレンジの駆け引きも。なので、ちょっとキツイんじゃない?という感じ」と分析。バンタム級とスーパーバンタム級の2階級で世界王者となったギレルモ・リゴンドー(キューバ)とバムを比較した。

キューバの猛者ギジェルモ・リゴンドー
キューバの猛者ギジェルモ・リゴンドー