大相撲の夏巡業が30日、東京・立川市で全日程を終えた。2日に岐阜市で始まり、28日間(27会場)にわたって開催された。

 横綱豊昇龍(立浪)が「右膝内側側副じん帯損傷」により休場。一人横綱として、土俵入りと綱締め実演を務め上げた大の里(二所ノ関)は「東北を回って、普段相撲を見に行けなくて、楽しみにしているファンの方もいる。少しでも相撲に興味を持ってもらえたら」と振り返った。

 巡業部長の高田川親方(元関脇安芸乃島)は「春(巡業)は離脱者が多かったと聞いたけど、今回はそんなことがなかった。今の力士はファンサービスも、いろんな触れ合いもよくやってくれる。これは大したものだ」と参加した力士に感謝。

 その上で「巡業をやったからと言って、相撲協会は金儲けになっているわけではない。最低限(の利益)でやって、相撲を身近で見ていただいて、普及するために巡業を回っている。本場所と(並んで)大事な2本柱の仕事の1つですから」と説明した。