大相撲名古屋場所11日目(22日、愛知・IGアリーナ)、幕内尊富士(27=伊勢ヶ浜)が幕内朝乃山(32=高砂)を一気に寄り切って9勝目。2敗同士の対決を制して優勝争いにも踏みとどまった。大関経験者を速攻で破った取組後は「先手先手と思っていたので、良かったです」とうなずいた。

 一昨年春場所で110年ぶりとなる新入幕優勝を果たした。14日目の朝乃山戦で右足首を負傷。千秋楽に強行出場して賜杯をつかみとった。尊富士は「そういうのがよみがえることはありますけど、土俵に上がったら関係ない」と言いつつも「あのおかげでケガに対して気持ちが強くなった」と初優勝の分岐点を振り返った。

 9場所ぶりの2桁勝利に王手をかけ、2度目の優勝の可能性も十分。翌日以降へ向けて「まだまだ4日ある。星をもっと積み上げる」と意気込んだ。