ボクシング3大世界戦の一夜明け会見が21日、都内で開かれ、勝利したWBO世界スーパーフライ級王者・寺地拳四朗(34=BNB)、WBA世界バンタム級王者・増田陸(28=帝拳)、WBC世界ライトフライ級王者・岩田翔吉(30=帝拳)が喜びを語った。

 拳四朗はイスラエル・ゴンサレス(メキシコ)との王座決定戦で2度のダウンを奪って判定勝ちし、日本選手8人目の3階級制覇を達成。元気な表情で現われると「シンプルに3階級制覇できてうれしいのと、ホッとしているのがすごく大きい」と、約1年ぶりにチャンピオンベルトを取り戻したことを喜んだ。

 今後については「最終章のスタートになったので、ここから統一できればいい」と、前日と同じく日本初の3階級2団体統一王者を目標に掲げた。

 過去にライトフライ級とフライ級でWBAの黒いベルトとWBCの緑のベルトを獲得したが、WBOの赤いベルトを手にしたのは今回が初。その感触を問われると、「WBCより重たい気がする」と話し、バックル部分をなでながら「この辺がとげとげして、ちょっとたまに痛い。まだなじんでいないですね、色的に。赤はまだちょっと違和感がありますね」と笑いを誘った。

 増田は王座決定戦で元世界王者の比嘉大吾(志成)との激闘を2―1の判定で制して世界王座を初奪取し「無事に勝てたことにホッとしています」と安堵の表情。試合中に出血した両まぶたを縫ったものの、「そんなに深い傷じゃない」と状態を説明した。

 試合後には同級休養王者・堤聖也(角海老宝石)との対戦を希望。もともと堤が正規王者で、2度防衛した後に負傷で休養王者となっていることから「そういった経緯を含めて、堤選手がチャンピオンという認識がある。そこに挑戦してクリアすることで、このベルトの価値、真正性が高くなる」と返答した。

 岩田は指名挑戦者エリック・バディージョ(メキシコ)に「人生初」というダウンを奪われながらも、11ラウンドTKO勝ちで初防衛。王者の義務を果たして「世界チャンピオンになりきるところをすごく集中して取り組んできたので、勝ててよかったです」と喜んだ。

 試合後には、岩田戦を要求しているWBA・WBO統一ミニマム級王者オスカー・コラーゾ(プエルトリコ)との対戦を希望。「そういった強い相手の方が自分の実力を出せる自信がある」と意欲を示し、「本当に気を引き締めて、まだまだこれからだと思っています」と精進を誓った。