ボクシングWBC世界バンタム級王座決定戦(20日、両国国技館)は同級1位・増田陸(28=帝拳)が同級2位・比嘉大吾(30=志成)
を2―1の判定で破り、世界初挑戦で王座を奪取した。
一撃必殺の威力を秘める左ストレートが武器の増田と、デビュー15連続KOの日本記録を持つ比嘉の強打者対決。序盤から懐に飛び込んで接近戦に持ち込もうとする比嘉を、増田が右ジャブを使いながら冷静に対応するスリリングな展開が続いた。
中盤からは比嘉が圧力を強めて手数を繰り出すが、10ラウンド(R)に入ると増田も次々とワンツーを繰り出して迎撃。11Rからは増田のパンチの着弾が増え、最終回は激しく打ち合ったが、増田は最後まで決定打を許さず押し切った。
苦しい戦いを物語るように増田は両まぶたから出血。リング上のインタビューでは「目標を達成してとてもうれしいですが、今日の試合で改めてボクシングの厳しさを教わりました」と振り返った。
念願のベルトを腰に巻いた気持ちを問われると「まだまだこのベルトに見合うボクシングはできていないですね。それが正直な気持ち」と厳しく自己評価。「もっと強くなって真のチャンピオンになりたいと思います」とさらなる精進を誓った。












