ボクシングWBO世界スーパーフライ級王座決定戦(20日、両国国技館)で、同級3位の寺地拳四朗(34=BMB)が同級2位のイスラエル・ゴンサレス(メキシコ)を破り、日本選手8人目の世界3階級制覇を達成した。
近年は激闘が目立っていた拳四朗は、足と左ジャブを使って距離を支配する原点のスタイルを鍛え直した成果を見せ、2度のダウンを奪う完勝。キャリアの「最終章」という中での復活に「スタートがやっと切れた。そこはうれしい」と今後へ意欲を示し、日本選手初となる3階級での世界2団体統一王者を目標に掲げた。
日本人選手として現役最年長世界王者になった拳四朗に対し、元WBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志氏は「パワー負けしていなかった。まだまだいける。小刻みに圧力をかけている時は最高にいい」と階級の壁を突破したことを評価した。
現役最年長の王座奪取は、北中米W杯の期間中に39歳を迎えながら大活躍したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとも重なる円熟味が漂う。これには36歳5か月まで世界王座を保持した内山氏も「ボクシングはダメージあるからね」と苦笑いしつつ、メッシがプレーの〝省エネ化〟で寿命を延ばしていることもあり「年齢によって戦い方を変えるのはある」と強調。「拳四朗はまだまだ衰えを感じない。(メッシの年齢でも)できると思う」と〝アラフォー王者〟の実現も可能性があると期待した。
最終章はどこまで続くか。














