ボクシングの2階級制覇王者・寺地拳四朗(BMB)が涙で世界戦消滅の心境を語った。

 寺地は「ナイト・オブ・ザ・サムライ」(27日、サウジアラビア・リヤド)でIBF世界スーパーフライ級王者ウィリバルド・ガルシア(メキシコ)に挑戦する予定だった。しかし、前日の計量後に王者が突然体調不良となり、欠場が決定。世界戦が消滅した。

 寺地は試合を生配信したLeminoのインタビューで「昨日の夜中の12時ぐらいにトレーナーから連絡があって(ホテルの)ロビーに呼ばれて。何やろう?と思って行ったら『対戦相手が運ばれました』と。明日の試合がなくなりそうみたいなことを言われて。(その時点で)ほぼなくなってそうな感じではありました。もう頭、真っ白になって。あまり寝られず今に至るという感じです」と試合消滅の経緯を説明した。

 その上で「悲しいし、応援にこっち(リヤド)まで来てくれている方もいたので。もう、そこの申し訳なさも出て…ダメだ、泣きそう」と言うと、涙をこらえきれず。「なるべくポジティブにいようと思ったんですけど…ダメですね」と再び悔し涙を流した。

 続けて「しょうがないですよね。誰を責めるわけでもない。しょうがない」と自らに言い聞かせるように話すと「今回はすごい残念な形になりましたけど、ここで腐らずより成長できるようにまた練習して頑張る」と必死に前を向いた。