ボクシングの元世界2階級制覇王者・京口紘人氏が、自身のYouTubeチャンネルで〝不可解判定〟に対する見解を示した。

 7月30日に行われたWBA&WBC世界フライ級タイトルマッチで統一王者の寺地拳四朗(BMB)が挑戦者リカルド・サンドバル(米国)に判定1―2で敗れて王座から陥落。一方で、ジャッジの1人が「110ー117」の大差をつけたことが物議を醸した。

 京口氏は「リングサイドの1列目かな。ジャッジが見るぐらいの位置から見てた」と前置きした上で「拳四朗選手もパンチは当てるし、ジャブも当てるけど、それ以上にサンドバル選手の良さが見えて。現場で見るのと、映像で見るのと、ギャップがあるんやろなと思った。自分も普段は映像で見ることが多いので。試合のインターバル中にネットのファンの声とか見て、自分がリングサイドから見て感じたものと全く違うなと思った」と率直な感想を語った。

 さらに「開始4ラウンドまでのポイントは僕、全部サンドバル選手だったんですよ。たぶん、ネットとかでも1から4(ラウンド)全部、取られてるのおかしい、どこ見てんねんという声もあったけど。僕はリングサイドの1列目から見てて(選手の)顔色とかもめっちゃ分かるし、表情も分かるから。サンドバル選手の方がノビノビ、ボクシングをしている展開」と指摘する。

「(12ラウンド終了時点で)僕はたぶん負けたなという感じやったから。その後にネット(の声を)見たら、結構、僕が少数派で。(拳四朗が)勝ってたんちゃうか、厳しめに見てもドローに近いみたいな声が多くて。その時に思ったのが、普段映像で見て感想動画を撮って(ジャッジの採点と)僕とのポイントの差がたまにある。〝あっ、これなんやな〟と思って」と振り返り「僕の採点としたら、117ー110のジャッジをつけた人と一緒だった」との見解を示した。