ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(33=大橋)との対戦が浮上しているジェシー〝バム〟ロドリゲス(26=米国)陣営が階級変更に慎重になっていると、専門メディア「BOXINGSCENE」が伝えた。

 世界スーパーフライ級3団体統一王者のバムはタイトルを返上し、バンタム級転向初戦(11日)でWBA王者アントニオ・バルガス(米国)と対戦する。バム陣営はバルガスに勝利すれば、バンタム級に体を順応させるために、WBC同級王者で尚弥の実弟・井上拓真(30=大橋)との激突も検討している。

 ただ、井上尚弥の階級はその上のスーパーバンタム級。対戦を望んでいるものの、バムの体が短期間で階級アップに対応できるかは微妙なところ。バムのトレーナー兼マネジャーのロバート・ガルシア氏は「まだ118ポンド(バンタム級)のテストもしていないの井上の122ポンド(スーパーバンタム)のことを考えている場合じゃない」とし、急な階級アップに慎重な姿勢を示した。

 これにプロモーターのエディ・ハーン氏は「現実には、あまりに長く待ちすぎると井上選手との対戦機会を逃してしまうかもしれない」と警告すると、ガルシア氏も「彼らのプロモーション計画に間に合わないかもしれない」と危機感を訴えながらも「彼(バム)のコンディションのこともある。あまり先走ったこと(すぐに井上と対戦する)は言えない」という。

 すでにハーン氏は試合の配信についてNetflixとの交渉も開始しているが、井上とバムのマッチメークが実現するか微妙な情勢となってきたようだ。