日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)の定例会合が27日、東京・両国国技館で開かれた。
名古屋場所では、両横綱の不振が目立った。豊昇龍(立浪)は13日目に関脇熱海富士(伊勢ヶ浜)に6敗目を喫し、翌14日目の大関霧島(音羽山)戦から休場。大の里(二所ノ関)は3場所ぶりに皆勤したものの、9勝6敗に終わった。休場を除いて複数の横綱がそろって9勝以下だったのは、1991年名古屋場所以来35年ぶりだった。
横審は横綱に「激励」「注意」「引退勧告」ができるが、この決議に関する議論も行われなかったという。大島理森委員長(元衆院議長)は「両横綱に対する委員の皆様のご意見を総じて申し上げると、一層横綱としての責任、横綱としての自覚、心技体、この言葉をもとにして一層自分自身に問いかけ、そして体を万全にし、横綱としての相撲道における姿をぜひ見せていただく責任がある。このことを八角理事長に、私どもの共通認識として申し上げた」と語った。
豊昇龍については「委員の皆様方からも同じような思いの発言があったけど、優勝戦線に関わる大事な千秋楽であった。そのことに、横綱が休場されたことは誠に残念であった。ファンの皆様方もそう思ったのではないかという認識は一緒であり、そのことも理事長、理事の皆様方には申し上げた次第でございます」と説明した。
また、大の里については「大の里関自身が、土俵に上がる不安があったと思う。15日間出られたこと、このことについてはよく頑張ってくれました。その15日間の中に、かつてのような強い大の里関の相撲もあれば、序盤のように不安の中で、自分自身に確信と自信がない相撲を見せたこともあった。強い大の里関の相撲がだんだんと出てきたことに、審議委員の皆さんも同じですが、来場所期待したい思いでいっぱいです」と力説した。
今場所は関脇安青錦(安治川)が8日目に左足親指を負傷しながらも優勝。1場所での大関復帰も決めた。
大島委員長は「個人的な感想を申し上げさせていただくと、相撲道にかける熱烈な不退転の覚悟を感じた。多分、審議委員の皆様方も、そういう姿と両横綱をある程度比較しながら、両横綱にまさにその精神を期待している」と熱弁した。











