モンスターのアピールで延長戦突入だ。ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(33=大橋)が27日、弟のWBC世界バンタム級王者・井上拓真(30=大橋)とともに出身地の神奈川・座間市内で行われたイベント「ざま井上兄弟キッズフェスタ」に出席し、児童150人と交流した。尚弥は9月にWBC世界バンタム級1位・那須川天心(帝拳)と2度目の防衛戦を行う拓真について「ボクシングの幅は全然勝っている」と評価。いったん終了した会見を自身の主張で続行させる一幕もあった。
尚弥は5月の中谷潤人(M・T)戦に勝利して以来の公の場。イベント後の囲み会見で、昨年11月の王座決定戦で破った那須川との再戦が決まった拓真について「いつも通り一緒に練習して、気持ち的なサポートができたら。やるのは拓真。どうしたら、あの状態を仕上げられるかというのは、もう拓真自身分かっていること。あとは前回の井岡(一翔=志成)戦、前々回の天心戦で仕上げたもの以上のものを、多分つくり上げてくると思うので、そこに期待したい」と語った。
自身は元世界5階級制覇ノニト・ドネア(フィリピン)に連勝した経験があることから、再戦へのアドバイスを問われると「2度目の戦いというのは、やっぱりボクシングの幅っていうものが一番重要になってくるものだと思う」と返答。「ボクシングの幅としても拓真の方が全然勝っていると思うし、そういった面でも有利に働くのかなとは思ってます」と優位性を強調。拓真は「向こうは相当なリベンジっていう気持ちで来ると思うんですけど、自分はそれ以上の負けたくないっていう気持ちでしっかり倒したい」と闘志を燃やした。
囲み会見は関係者の判断で終了が告げられたが、尚弥が「大丈夫ですか? もうちょっと話したいんですけど」とアピールしたことで、続行となった。23日に屋外での公開形式で行われた拓真―那須川戦の発表会見が代表質問だけで終わったことに、那須川が「これで終わり? 外でやる意味あります?」などと不満を爆発させたことを意識したというのは、考えすぎだろうか…。マスコミ対応もモンスター級だ。












