柔道女子48キロ級で2024年パリ五輪金メダルの角田夏実(SBC湘南美容クリニック)が、第二の人生を歩み出す決断を下した。

 先月のグランドスラム(GS)東京大会では進退について言及を避けていたが、30日に千葉・浦安市内で会見を実施。「パリ五輪が終わってからもまだ戦いたいと思っていた。ゴールドゼッケンで出たいと思っていた」と明かした上で「やっぱりモチベーションが上がらない。パリ五輪までケガやメンタルなどをだましだましやってきた」と吐露。GS東京大会を観戦時に「もう一度あの舞台に立ちたいと思わなかった」ことで引退を決めたという。

 角田は21年東京五輪は52キロ級で代表を目指すも落選。19年秋に48キロ級への転向を決断後は、21~23年世界選手権で3連覇を果たすと、初出場となった24年パリ五輪では金メダルを獲得。25年4月の全日本女子選手権(皇后杯)を最後に実戦からは離れていた。

 角田は今後の活動方針として「柔道キャラバン、社会課題への協力、マスメディアでの発信、国内外での道場開講、他スポーツ競技への関与、角田夏実の経験を発信」などに尽力する構え。イベントやバラエティー出演などで活動の場を広げている角田の次なる物語が幕を開ける。