立ち技格闘技イベント「K―1 WORLD MAX 2026」(12日、国立代々木競技場 第二体育館)でのK―1スーパーライト級王座戦で、朝久泰央(28)がアラッサン・カマラ(25=セネガル&フランス)を下しベルトの防衛に成功した。

 朝久は序盤から積極的に前に出て距離を詰め、カマラと壮絶な打ち合いを展開。その中でローキックで脚を打ち抜くなどして確実にダメージを与えた。1ラウンド(R)途中、そのローキックがカマラの下腹部に入るローブローで中断する一幕もあったが、再開後も両雄は激しく打ち合った。

 2Rも多様な蹴り技を駆使しながら攻める。中盤には三日月蹴りを打ち込むなどしてボディーを狙い、動きを鈍くさせた。その後、コーナーに追い込んでラッシュを仕掛けたが、その際に蹴りが再び下腹部に入るローブローで中断。それでも再開後も強烈な打撃をヒットさせた。

 最終3Rも多彩な技を駆使。途中、ノーガードで顔面を前に出して挑発するなど余裕も見せるなどしつつ、最後まで攻め続けて終了のゴングを聞いた。

 結果は判定に委ねられたが、結果はペースを握り続けた朝久が判定3―0で勝利だ。朝久は「倒したくて力みすぎました。勝ったらもっとうれしいかと思うんですけど、カマラはいいヤツで、もともと話すヤツですから、兄弟を傷つけたようで悲しい気持ちです」と複雑な胸中を告白。

 さらに「俺から『希望の音色がする』というか『希望の音がする』って言ってくれた病気の仲間やたくさんの仲間に力を分けられたらと思います」と話すのだった。