ボクシングWBC世界バンタム級タイトルマッチ(9月27日、トヨタアリーナ東京)で、同級1位・那須川天心(帝拳)から2度目の挑戦を受ける王者・井上拓真(30=大橋)が返り討ちに自信を見せた。

 2人は23日、都内で行われた公開会見に出席。那須川と視線を交わさなかった拓真は、報道陣の取材に対し「1戦目の時もそうですし、会見の時は1回も目を合わせてないので。ここから戦いは始まっている」と闘志を燃やした。

 V2戦に向けて「自分もKO勝ちは狙っていきたいけど、完封されるのが(相手からしたら)何もできないというか。ラッキーパンチでもないし、本当に実力勝負だと思うので。その中でKOも狙っていくけど、まずは完封で返り討ちにしたい」と拳を握った。

 その上で「第1戦と今回のリマッチで、自分の心境は全く変わらない。自分も残りのボクシング人生を長くないと思っているし、自分も常に崖っぷちにいる。そこを意識しながら、隙なく淡々と倒しにいきます」と必勝を誓った。

 世界スーパーバンタム級4団体統一王者の兄・尚弥(大橋)は、世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)に2度対戦していずれも勝利を収めている。初のリマッチとなる拓真は「尚(弥)も再戦をやっているので、そこを今後聞いてみようと思う」とアドバイスを求めた。

 その後、尚弥はX(旧ツイッター)を更新し「拓真の成長は物凄い 自信を持つと人間これだけ変われるのかってことを証明してくれてる。と言うか今までは練習段階から限界突破する気がなかったような… この2つを身につけた拓真のボクシングは変態で恐ろしい。。。井上拓真vs那須川天心2 9月27日が楽しみ」と弟の勝利に期待を寄せていた。