ボクシングWBC世界ライトフライ級タイトルマッチ(20日、両国国技館)は王者・岩田翔吉(30=帝拳)が同級1位エリック・バディージョ(30=メキシコ)に11ラウンド2分13秒TKOで勝利し、初防衛に成功した。

 19戦全勝のサウスポー指名挑戦者に対し、序盤は足を使って出入りの速い攻めを見せた岩田。4ラウンド(R)にはカウンターの左をアゴに受けて「人生初だったので、ヤベえなと思った」というダウンを喫するが、その後は接近戦でボディーを効果的に放って優位に立つ。そして11R、右ストレートでぐらつかせると攻勢を強め、ロープ際で連打を浴びせてストップを呼んだ。

試合後、子供を抱き上げる岩田翔吉
試合後、子供を抱き上げる岩田翔吉

 昨年3月にWBO同級王座初防衛に失敗した会場で王者の義務を果たした岩田は、リング上で「本当に悔しい思いをしたので、今日は緊張しました。素直にうれしい気持ち」と安堵。続けて「バディージョ選手、勇敢な本当に気持ちのある選手でした」と相手をたたえた。

 今後については「ライトフライ級を本当に盛り上げたい」といい、名前は口にしなかったものの、他団体王者との統一戦、岩田戦を要求しているWBA・WBOミニマム級統一王者オスカー・コラーゾ(プエルトリコ)との対戦を希望した。