大相撲名古屋場所4日目(15日、愛知・IGアリーナ)、横綱大の里(26=二所ノ関)が 幕内豪ノ山(武隈)に押し出されて早くも3敗目を喫した。

 突き押しが持ち味の豪ノ山に土俵際まで追い込まれると、はたき込んで土俵外へ大きくジャンプ。行司軍配は大の里に上がったものの、物言いがついた。そして大の里が先に飛んでいると判断され、軍配差し違えで豪ノ山が勝利。会場内からはどよめきも起こり、横綱は険しい表情で花道を引き揚げた。

 取組後の支度部屋では「ああいう相撲になってしまったのが一番の(負けた)要因。残った感覚? いや…もうダメですね」と肩を落とした。

 審判長の九重親方(元大関千代大海)は、豪ノ山が押し込んでいたとして「(大の里の)体がないので。あくまでも土俵はフラットに見ないと。はっきりとビデオ室とのやりとりができたので」と説明。横綱の相撲内容については「引いてしまうとなかなか勝てない」と苦言を呈した。

 2場所連続休場明けから復帰した今場所は、初日から2連敗。3日目の幕内隆の勝(湊川)戦で初日を出して、初場所千秋楽からの連敗を6で止めた。取組後には大歓声が飛んで「勝った瞬間もたくさんの拍手、声援をいただいた。連敗していたけど声援が力になった。下を向いていられない」と語っていた。

 この日、痛恨の3敗目となったが「立ち合いは悪くないし、ほんのちょっとしたところなので。15日間長いので、また明日気持ちをつくってやります」と切り替えを強調。〝綱の意地〟を見せられるか。