ボクシングのWBC世界フェザー級タイトルマッチが4日(日本時間5日)、米オハイオ州クリーブランドで行われ、王者ブルース・キャリントン(米国)が同級9位の挑戦者レネ・パラシオス(メキシコ)をに判定3―0で勝利。初防衛に成功した。

 かねてキャリントンは、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)がフェザー級転向を視野に入れていることを念頭に対戦を熱望。モンスターに向けて挑発を繰り返してきた。しかし、この日の防衛戦では格下をKOすることができず、判定に持ち込まれる展開。フェザー級王座統一戦や、井上との対戦に向けてアピールすることはできなかったようだ。

井上尚弥を挑発し続けてきたブルース・キャリントン(ロイター)
井上尚弥を挑発し続けてきたブルース・キャリントン(ロイター)

 米専門メディア「ボクシング・シーン」は「結果として起こったのは退屈な試合で、どちらの選手もファンを満足させることはなかった」と酷評した。

 米「BOXING NEWS24」も「キャリントンはタイトルを防衛したが、パラシオスとの試合でのパフォーマンスは彼が同階級のトップファイターであることや、井上尚弥との対決にふさわしいことを人々に納得させるには至らなかった」とバッサリ。

「キャリントンは、日本のスーパーバンタム級王者、井上尚弥がフェザー級に階級を上げた場合、彼と対戦することに繰り返し興味を示してきた。しかし、試合結果がその対戦への期待を高めたり、キャリントンがフェザー級ナンバーワンであるという主張を強めたりする可能性は低い」と斬り捨てた。