ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)の今後の対戦相手に注目が集まるなか、〝ウルトラC〟のマッチメークが海外で報じられている。
フィリピン紙「デーリー・トリビューン」(電子版)は「アラルシクは井上vsカシメロのスーパーファイトを実現させるのか?」と題する記事を掲載。元世界3階級制覇王者ジョンリル・カシメロ(フィリピン)が井上に挑戦する可能性を報じた。
かねて井上との対戦を熱望するカシメロは、今月6日に元2階級世界制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)に4ラウンドTKO勝利。復活を強く印象つけたことで、フィリピン国内での期待も再び高まりつつある。
同記事では「ボクシング界で最も影響力のあるプロモーターが待望の井上とカシメロのスーパーファイトを実現させようとしているのだろうか? サウジアラビア総合娯楽庁長官であり『ザ・リング』(米老舗専門誌)のオーナーでもあるトゥルキ・アラルシク氏は、井上対カシメロ戦が実現する価値があるかどうか、市場の反応を探っていると言われている」と主張する。
トゥルキ氏が関心を寄せる〝根拠〟として「カシメロが日本でネリを容赦ないKOで下した後『ザ・リング』のソーシャルメディア部門は、このフィリピン人ボクサーを投稿に取り入れ始めた。カシメロがネリをKOしてから2週間後『ザ・リング』は彼を少なくとも3回特集しており、それに対する世間の反響は絶大だった」と記した。
その上で「(3150ファイトの)亀田興毅氏がプロモートするカシメロが注目を集め、井上尚弥には一流の対戦相手が不足しているように見える中、アラルシクこそが、ついに実現させるパズルの最後のピースとなるかもしれない」と指摘した。
とはいえ、モンスターは今後の選択肢として世界3階級制覇王者ジェシー〝バム〟ロドリゲス(米国)との防衛戦やフェザー級転向が有力視されており、カシメロが入り込める余地はない。仮にトゥルキ氏が本当に関心を持っていたとしても、井上が応じる可能性はほぼゼロに近いと思われるが…。〝悪童〟の母国での期待が高まっていることだけは確かなようだ。











