ボクシングのWBA世界バンタム級休養王者だった堤聖也(角海老宝石)の〝王座はく奪〟が、さらなる波紋を広げている。WBAが発表した最新のランキングではジェシー〝バム〟ロドリゲス(米国)がスーパー王者、増田陸(帝拳)が正規王者に名を連ねる一方で、休養王者だった堤は同級1位に〝降格〟。事実上の王座はく奪となった。

 元WBOアジアパシフィック・フェザー級王者の阿部麗也氏はYouTubeチャンネル「ボクサートリオch」で、この問題について言及。「何と堤選手、休養王者から1位になって。これは、もう降格というか…」と驚きの表情を浮かべた。

 元全日本スーパーフェザー級新人王の粟田祐之氏も「世界王者と1位って天と地ほど違うじゃん。何で1位になってんの!?」「試合をしていないのに、負けた扱いになってる」と疑問を投げかける。

 阿部氏は「さすがに、これはかわいそう。1年、2年、試合をしてなくてじゃない。数か月の時点で休養王者扱いになって、スーパー王者が来て、正規王者が来て、今度は1位になって。この流れは本人もね」と堤に同情した。

 一方で、粟田氏は「堤選手、再起戦するんだとしたら、もうこのゴタゴタに巻き込まれてほしくないから。WBAじゃない団体に挑戦…他のチャンピオンと(対戦が)見たい気がしてきて。WBAにいて彼、いいことなくない?」と提言する。

 阿部氏は「確かにね」とうなずくと「今後、どの道に行くのか。試合をするんだったら増田選手とやる可能性が高いのかな。ただ、挑戦する側になるからね。負けてもないのに…」と改めてWBAの対応に疑問を呈した。