ボクシングの元WBC世界フライ級王者・内藤大助氏(51)が、因縁の亀田三兄弟を称賛した。

 今秋に亀田家の三男で元世界2階級制覇王者・和毅(TMK)が、WBA世界フェザー級王者ブランドン・フィゲロア(米国)に挑戦する。これを受けて内藤氏は11日、自身のYouTube「内藤大助のチャレンジします!」を更新。「厳しい戦いになると思いますよ。これで勝ったらすごいですよ。そして(世界スーパーバンタム級4団体統一王者)井上(尚弥)選手との(対戦)という展望があるんじゃないですか。ただ確率は低いと思います」とフィゲロア有利を予想した。

 2007年に内藤氏は、亀田家の次男・大毅とWBC世界フライ級タイトルマッチで激突。判定勝利したものの、亀田陣営から「ゴキブリ」呼ばわりされた上、試合では大毅から反則行為に遭った。そして、09年に長男・興毅に判定負けを喫し、同王座を奪取された。

 因縁深い2人はすでに引退し、現役は和毅のみ。現在、興毅はボクシング興行「3150FIGHT」のファウンダーで、大毅はボクシングジム「KWORLD3」の会長を務めている。

 内藤氏は、亀田三兄弟の〝最終章〟を前に「そんな特別な感情はないですけどね。一番、三男(和毅)は関わりがないのでね。良くも悪くもボクシングの知名度を上げた兄弟ということで、そこはすごく良かったと思う。まあそれぐらいかな」と率直に語った。

 ただ、当時の〝トラウマ〟は消えてないようで「まあ、あの時はね。本当に失礼極まりない一家だったから。まあでもパフォーマンスだと、その言葉も嫌だったんですけども」と振り返る。「ところが、今すごいですよね。(興毅が)プロモートをしたり、ジムの会長を大毅がやったり。すごい礼儀も正しいらしいじゃないですか」と現在の亀田家に敬意を表した。

 特に興毅については「切り替えできるところがすごいし、プライドも捨てているわけですよ。ビジネスマンとしては素晴らしいと思いますよ。いろいろ大変なこともあるけど、乗り切ったりしていますよね」とたたえた。

 内藤氏と亀田家との〝遺恨〟はなくなったようだ。