ボクシングWBC世界バンタム級タイトルマッチ(27日、トヨタアリーナ東京)で、王者・井上拓真(30=大橋)に挑戦する同級1位・那須川天心(28=帝拳)が初戴冠に自信をみなぎらせた。

 都内で25日に開かれた会見で「後がないのは自分でも分かっている。本能で戦います」と闘志をあらわに。識者の予想では那須川不利とする声が多い一方、試合を生配信するプライムビデオが募った予想では那須川勝利が52・2%、拓真勝利が47・8%と評されている。予想合戦が過熱している状況に「自分らのものさしで俺らを測るんじゃねえと思いますし、予想だけで判断するって。〝焦るな〟と。人気投票だから」と不快感を示した。

井上拓真(左)と記念撮影も行った那須川天心
井上拓真(左)と記念撮影も行った那須川天心

「焦るな」といえば、プロレスラー・内藤哲也の決めゼリフ「トランキーロ(スペイン語で焦るなの意)」。那須川はプロレス好きでよく口にしており、会見での言葉の真意を問うと「トランキーロですよ。うるせえって。首突っ込んでくんなって話」と〝内藤魂〟で大一番に臨む覚悟をにじませた。

 今回の一戦を巡っては「これで最後だ」と銘打たれていることに、拓真が「自分に負けて他の団体(の王座)へ行くんじゃないですか」と発言。那須川は「別に」と受け流しつつ「でも(WBCの)緑のベルトが一番かっこいいんでね。どうせ2日後には俺の元にあるから」とバチバチだ。

 くしくも内藤は新日本からノアへ主戦場を移し、8月にGHCヘビー級王座を獲得した。決めゼリフはマネしても、この流れはマネしたくないところか…。最後は「しっかり勝ちます。やったります」と宣言した。

「トランキーロ」が決めゼリフのプロレスラー・内藤哲也
「トランキーロ」が決めゼリフのプロレスラー・内藤哲也