和製大関に〝喝〟だ。大相撲秋場所9日目(21日、東京・国技館)、大関琴桜(28=佐渡ヶ嶽)が新関脇藤ノ川(21=伊勢ノ海)に敗れて痛恨の連敗。3敗目を喫し、優勝争いから大きく後退した。

 今場所は2年ぶりに初日から4連勝と上々の滑り出し。ただ、後ろに下がりながら勝ちを拾う場面が目立ち、好調とは言えない相撲内容が続いていた。この日は突っ張りで前に圧力をかけたが回り込まれ、最後は相手の上手投げに屈して逆転負け。優勝への期待が大きくしぼんだ。

 部屋付きで指導する粂川親方(64=元小結琴稲妻)は「最近は連勝しても、その後に連敗することが多い。(勝った相撲は)なんとなく勝っている感じ。どうしても引いたり、はたいたりしてしまう。前に出ないと、勝っても自信にはつながらない」と率直な意見を口にする。

元琴稲妻の粂川親方
元琴稲妻の粂川親方

 その上で、琴桜が敗戦後に稽古場で四股を踏む習慣についても「負けて四股を踏むぐらいなら、普段から踏んでおけと思う」とピシャリ。「(以前に比べて)お尻(の筋肉)がなくなってきた。上(半身)ばかりが大きくなって、下(半身)がね。(琴桜は)足が長いから腰を下ろしてヒザを曲げないと腰高になる。もっと四股を踏んでほしい。本人にも言ってるんだけど…」と指摘した。

 琴桜が優勝したのは、2年前の九州場所。その後は2桁勝利が1度(10勝)だけで長期低迷が続いている。和製大関は不振脱出の糸口をつかむことができるのか。