格闘技イベント「RIZIN.54」(11日、トヨタアリーナ東京)が行われ、平本丈(23)がジョリーにKO勝ちした。

 あっという間の決着だった。1ラウンド(R)、様子を見合う展開から強烈な右フックをお見舞い。この一撃でダウンを奪い、わずか1分36秒で試合を終わらせた。

 試合後、リング上で雄たけびを上げ「これが平本丈です」と高らかに宣言。続けて「次、ヒロヤ選手やらないですか? 勝てる自信あるんでお願いします」と〝不屈のヤングガン〟に対戦を要求した。

 決定打となったパンチについて、平本は「もともと練習していた技だが、最近はそれを狙わずに無意識で当てる練習をしていた」と明かし、「それがばっちりハマった。自分がすごく集中してできたのもあって、今までで初めて相手の動きが鮮明に見えた。だからこそ自然にフックを出せた」と振り返った。

 プロ初のKO勝利で、試合を見守っていた兄・蓮のガッツポーズを引き出すことにも成功。「俺が苦労している姿も見てきていたので、兄貴もすごく喜んでくれた」と笑顔を見せた。

 その兄は「超(スーパー)RIZIN.5 浪速の大復活祭り」(9月10日、京セラドーム大阪)での総合格闘技(MMA)復帰戦が決まっている。弟は「あいつの背中を追いかけて格闘技やってきたし、今も一緒に頑張っているんで、あいつは絶対にやってくれる」とエールを送った。

 そして、自身の今後に関しては「やっぱり去年のトーナメントに出た選手とやりあっていかないと、チャンピオンベルトとかはやっていけない。僕が取りたいのはベルトなので、そこを目指して頑張る」と力強く語った。