大相撲名古屋場所2日目(13日、愛知・IGアリーナ)、幕内最年少の藤ノ川(21=伊勢ノ海)が、横綱大の里(二所ノ関)を破った。横綱初挑戦での金星獲得から横綱戦3連勝(不戦勝除く)は、1984年秋、九州場所の小錦以来42年ぶりの快挙となった。
もろ手突きから右で差されて土俵際まで追い詰められたが、逆転の突き落としが決まると、観客席から座布団が舞った。「うれしいです。もろ手で来るのは頭になかったけど、立ち合いで思い切り当たれたので良かった」と満面の笑みを浮かべた。3月の春場所で大の里、豊昇龍を撃破した〝横綱キラー〟は「一番一番、思い切って行くだけなので。とりあえず勝ち越しを目指して頑張ります」と気を引き締めた。
夏場所前の身体測定では身長177センチ、体重123キロで幕内力士の中で最も軽かった。伊勢ノ海部屋付きの春日山親方(元関脇勢)は、小兵ながらも快進撃を続ける藤ノ川について「本当によく稽古をしているし、下半身の強さやスピードもある。何をするにしても、思い切ってやるところが結果につながっている」と絶賛。精神面に関しても「昔のお相撲さんっぽいというか、気持ちが人一倍強い。とにかく真面目だし、根性もある」と太鼓判を押した。
今場所は東前頭筆頭で迎えた。三役昇進が近づく藤ノ川に対して「十分、力はあるしそんなに焦らず。まだ21歳だから、結果はついてきますよ」と大きく期待。〝Z世代力士〟が角界を席巻しそうな勢いだ。













