ボクシングのWBC世界フェザー級王者ブルース・キャリントン(29=米国)が、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(33=大橋)と米ニューヨークでの対戦実現へ自信を見せた。

 無敗王者のキャリントンは、かねてフェザー級での〝モンスター〟との対戦を熱望。WBC世界フェザー級9位のレネ・パラシオス(メキシコ)との初防衛戦が4日(日本時間5日)に米オハイオ州クリーブランドで行われ、判定3―0で勝利した。

 米専門メディア「BOXING NEWS24」は「キャリントンは条件さえ整えば、井上尚弥との対戦を日本で行う用意があると語った。一方で、ニューヨークも同じくらい大きな興行になる可能性があるとの考えを示した」としてフェザー級王者を特集した。

井上尚弥をフェザー級で待ち受けるブルース・キャリントン(ロイター)
井上尚弥をフェザー級で待ち受けるブルース・キャリントン(ロイター)

 キャリントンはポッドキャスト「インサイド・リング・ショー」に出演し、司会から「井上と戦うために日本へ行くか」と問われた。すると「全ては自分にとって、理にかなっていなければならない。報酬面や交渉上の立場も含めてね。正直に言えば、井上が階級を上げてきても彼はベルトを持っていない。その階級は彼の本来のカテゴリーではない。だから交渉では自分のほうが優位に立てる」と強調した。

 モンスターは米国の権威ある専門誌「ザ・リング」が制定するパウンド・フォー・パウンド(PFP)で1位をキープしている。キャリントンは「井上は間違いなくPFPでトップ3、いやトップ2に入る選手だ」と評価した。

 その上で「彼は米国でもファン層を広げたいと思っているはずだ。だったらニューヨークでやればいいじゃないか。ボクシングの聖地であるニューヨークで、僕のような相手と戦えばいい。そうなれば大きな収益が見込めるし、多くのファンがニューヨークに集まるはずだ」と聖地マディソン・スクエア・ガーデン(MS・G)での一戦を要求した。

 ただ、日本での開催にも関心を示し「日本を訪れること自体が夢だったし、その旅を経験したいと思っている。だから、東京で戦うことが理にかなうのであれば、本当にぜひ実現したい。でも、そうならなければニューヨークで戦うことになるだろう」と語った。

 無敗王者同士のスーパーファイトは実現するのだろうか。