ボクシングWBC世界ライトフライ級王者・岩田翔吉(30=帝拳)が10日、都内で同級1位エリック・バディージョ(30=メキシコ)との初防衛戦(20日、両国国技館)へ向けた公開練習を行い、技巧派が苦手との評価を覆しての勝利に意欲を示した。
岩田は2025年3月に行ったWBO同級王座の初防衛戦で足を使う技巧派レネ・サンティアゴ(プエルトリコ)を崩せずに敗れており、今回が2度目の初防衛戦。指名試合でもあり「世界に返り咲いたんですけど、これをクリアしてこその真のチャンピオンと自分は思っているので、かなり気合入ってます」と闘志を燃やした。
18戦18勝(8KO)の挑戦者を「相手は自分よりも背の高いサウスポー。どちらかというと技巧派のタイプ」と見ており、「相手が出てきても、足を使ってきても対応できるような練習はしています」と準備に抜かりはない。
海外ブックメーカー各社のオッズは岩田勝利が1・44~1・55倍、挑戦者勝利が2・75~2・88倍となっているが、自身はこの試合の発表時に「ヤバいんじゃないか、岩田って思う人も多いと思う」と不利な下馬評を想定していた。その理由を問われて「そういう声を、なんか聞いた気がする」と頭をかきながらも、「岩田は打ちに来ない技巧派が苦手なんじゃないか、というところを覆すべくトレーニングを積み重ねてきた」と言葉に力を込めた。
この日はWBC世界ミニマム級21位グスタボ・ペレス(メキシコ)との2ラウンドのスパーリング、ミット打ちなどを行い、接近戦での連打や足を使っての素早い出入りなど、遠近の動きを披露し、対策が順調に進んでいることをうかがわせた。
5月に行った走り込み合宿では「今まではメニューについていくのがやっとだったんですけど、今回はコーチが設定したタイム内に入れるという合宿を初めてやれた」と話すなど、スタミナ強化にも手ごたえを感じている。今度こそ王者の責務である防衛を果たすことができるか。












