ボクシングWBA世界バンタム級王座決定戦(20日、両国国技館)で同級1位・増田陸(28=帝拳)と対戦する同級2位・比嘉大吾(30志成)が8日、都内で公開練習を行った。前戦から約1年経過したことで「脳みそが回復している」とアピールし、KOで試合が決まると予想した。
デビュー15連続KO勝利の日本記録を持つ強打者の比嘉は、極めて異例といえる4戦連続の世界挑戦。同門の元アマチュア9冠でデビュー4連勝中の堤麗斗らと80ラウンド(R)以上のスパーリングを重ねており、「順調で、いい感じで来ています。モチベーションも高くハードな練習を行っています」と調整に手ごたえを感じている。
一撃必殺の威力を秘める左ストレートを持つ増田との強打者対決を「やっぱりミスはできない。1個のミスで流れも変わるし、終わる可能性もある」とイメージ。「お互いパンチがあるのでKOになる試合だと思っています」と予想した。
3戦前の武居由樹(大橋)戦は3者とも1点差の1―2で判定負け、2戦前の堤聖也(角海老宝石)戦と前戦のアントニオ・バルガス(米国)戦は引き分けと激闘続き。直近2戦はダウンを喫して勝利を逃しており、その対策を問われると「(前戦から)ブランクで脳みそが回復していると願っておりますので、それは試合にいい方向に出るといいかなと思います」と返答した。
指導する野木丈司トレーナーも「本人が言う通り、すごくブランクはありましたけれども、驚異的な回復、やるごとにスタミナも動きの勘も戻ってきて、世界戦をやるにふさわしい仕上がりになっている」と評価。試合展開については、帝拳ジムの浜田剛史代表が現役時代に1RKOでWBC世界スーパーライト級王座を奪取した試合を例に挙げ「あれは一つのロールモデル。3Rまでに全スタミナを使い果たせ。ケンカのつもりで行けと。そういうのもありますし、大吾はボクシングもうまいので、イラつかせて長期後半にもつれ込むことも十分考えられる」と語った。
この日の比嘉は、増田を指導する大和心トレーナーが視察する中、シャドーボクシング、サンドバッグ打ちなどを3R披露。野木トレーナーは「手の内は見せません」と話していたが、キレのいい動きから得意の左フックなどを繰り出して調子のよさをうかがわせた。
今度こそ世界をつかめるか。












