燃える闘魂で今度こそ世界を取る!

 元WBC世界フライ級王者で現WBA世界バンタム級2位の比嘉大吾(30=志成)が8日、同級1位・増田陸(帝拳)との同級王座決定戦(20日、両国国技館)へ向けて練習を公開した。

 極めて異例といえる4戦連続の世界挑戦。3戦前の武居由樹(大橋)戦後と前戦のアントニオ・バルガス(米国)戦後の2度、引退宣言をしたが撤回しており、報道陣からは今回も王座奪取に失敗した場合の進退についての質問が飛んだ。

 これに比嘉は「やる前から負けるという人がどこ…、どこに…」と、しどろもどろになりながら返答。故アントニオ猪木さんの「出る前に負けること考えるバカいるかよ!」を言いたかったのであろうか…。比嘉に確認すると「猪木さんだったんですね。聞いたことはある名言だけど、それを言おうと思って」と認めた。

 文言を正確に覚えてはいなかったが、気持ちは口先だけではない。猪木さんとの接点はないものの「頑張らないといけないですね。仕上げていって、気合入れます」と、猪木イズムを胸に戦うことを誓った。さらには、視察に訪れた増田陣営の大和心トレーナーの囲み取材も〝盗み聞き〟。相手の情報を収集する勝利への執着心も見せた。

 一撃必殺の威力を秘める左ストレートを持つ増田との強打者対決だ。「1個のミスで流れも変わるし、終わる可能性もある」と警戒。「お互いパンチがあるのでKOになる試合だと思っています」と予想した。

 猪木さんのように勝利の雄たけびを上げることはできるか。