ボクシングの元2階級制覇王者・亀田和毅(34=TMK)が過酷な下積み時代を激白した。

 和毅は同じジムで前日本ヘビー級王者の但馬ミツロと、お笑いタレント・大平サブローのYouTube「サブローのボクシング大好き!」に出演。和毅は父でトレーナーの史郎氏の指示で、2007年に15歳でメキシコに渡り、武者修行を行った。

 当時について「ちょっとは日本語でいけるかなという感覚で行った。そしたらなんもわからん。もうずっと泣いてました」と回想。「あの時は携帯(電話)がなかったので、パソコンでメールを打って、次の日にお兄ちゃんとか親父から(返信が)返ってきたりとか。『俺もう帰りたい』というのをずっと打っていた」と振り返った。

 さらに「(現地のジムで)すぐに練習して、スパーリングもいきなり『世界ランカーとやれ』と言われて。『まず最初は4ラウンド(R)でいいからやれ』と言われて、4R終わった後に吐いた。それはなぜかと言うと、メキシコは標高が高い。日本で4Rやるのとは全く違う。それでスパーリングが終わった後に、胸がめっちゃ痛くなったり」と苦労を明かした。

 それでもメキシコでのアマチュア時代に、1年間で35試合をこなした。現地のトーナメントにも勝ち上がり、決勝で現WBC世界フェザー級休養王者レイ・バルガス(メキシコ)とも激突したが、3R判定負けを喫した。「8000人ぐらいの会場が超満員で、ちょっとでも応援してもらいたくてTシャツを作って行って。それで(観客席に)投げたら全部返された。『いらんわ、お前!』って」と苦笑いを浮かべた。

 和毅は武者修行中に知り合ったメキシコ人女性のシルセさんと15年に結婚。「15歳で行って、16歳で知り合って。そこからはずっと一緒。めちゃくちゃ優しい。ケンカも今まで一回もない」と最愛の妻に感謝した。