日本ハムの清宮幸太郎内野手(26)が、シーズン開幕直後から守備に悩まされている。
今季は主に一塁を守る長距離砲は打率2割9分4厘、5本塁打、17打点と打撃は好調だが、守備では苦戦。開幕4戦目で今季初失策を記録し、今月4日のオリックス戦(エスコン)からは3試合連続失策を喫した。ここまで23試合でリーグワーストの7失策。このままなら昨季の14失策(138試合)を上回るペースだ。それでも投手陣、野手を問わず、清宮幸の〝守乱〟を責める声は聞こえてこない。
最大の理由は本人の「陰の努力」だ。失策が続いた4月序盤以降、本拠地戦前には谷内内野守備走塁コーチと特守を敢行。全体練習前のグラウンドだけでなく、ベンチ裏でもグラブさばきや足の運びを細かく確認し、修正を続けているという。シーズン中では異例とも言えるこうした反復練習を、ナインは日常的に目にしている。
ある中堅選手もこう話す。「幸太郎(清宮)は何だかんだ言って練習してますからね。守備が得意でないことを理解したうえで必死にやっているので。そういうのを見れば誰も文句は言えないはず。それにエラーしても幸太郎は打撃で返してくれますから」。
失策が続いても選手会長が支持を失わないのは人徳だけでなく、努力を怠らない姿勢があるからだろう。清宮本人も連日の試合前特守について「やっぱり(失策で)ピッチャーに迷惑をかけてしまっているので」と説明し、「(特守は)特別なことではない。最近ミスが多いですしまだグラブの使い方とかボールのつかみ方が少し硬い感じもしますから。その辺りを早く直して何とか守備でもピッチャーを助けたいです」と前を向いた。
23日の楽天戦(エスコン)では無失策で、一時同点の2試合連続適時打もマークした。ただ、試合は先発・福島が5回1/3を8安打3失点と苦しみ、打線も終盤まで追い上げたものの2―3で競り負け。それでも守備での借りを返そうとする清宮幸の〝フォア・ザ・チーム〟の姿勢は、この日も確かに示されていた。












