日本ハム・山崎福也投手(33)が、5月末から始まるセ・パ交流戦前までの「先発復帰」へ秘めたる思いを抱いている。
プロ12年目の左腕は昨季まで先発ローテーションの一角を担ったが、今季は有原の加入や若手投手の台頭もあって開幕から中継ぎに回った。ここまで7試合に登板して0勝0敗、防御率5・68。慣れない役割の中で結果を出し切れずにいる。
プロ入りから先発中心だっただけに、現在の立ち位置には「(調整を含め)難しいですね」と苦笑い。それでも「チームから与えられた役割をこなしていくことが大事なので。どんな場面で呼ばれてもいい投球ができるようにしていかないと」と気を引き締める。
ただ、先発復帰への思いを問うと「それは…やりたいと言われれば、やりたいです」と口にし、こうも続けた。「チーム事情もあると思うので、自分からどうこうはないです。でも、やれるなら…ですね。そのためにも今のポジション(中継ぎ)で結果を残していかなければいけないという気持ちは強いですから」
チームは19日まで本拠地エスコンフィールド北海道で行われた西武3連戦に負け越し、借金2のリーグ4位。浮上へ流れを変える1枚が求められる状況だけに、中堅左腕の先発再転向には現実味以上の意味がある。
しかも、山崎には交流戦で偉大な記録もかかる。投手として交流戦5年連続安打の継続がかかっており、今季に安打を放てば2007年から11年に杉内俊哉(当時ソフトバンク)が残したパ・リーグ投手最長記録を抜いて単独トップに立つ。広島から白星を奪えば「セ・パ12球団勝利」にも到達。運も巡り合わせも必要な金字塔だ。
「DH(なしのセ・リーグ)は今年までですし、12球団勝利も運とか巡り合わせが必要になってきますから。何とも言えませんよ」と語るものの「諦めずに、とにかくやれることをやっていく。今はそれだけですね」
プロ入り前から非凡な打撃センスを示してきた二刀流左腕。今後1か月でチーム内競争を勝ち抜き、投打の金字塔を打ち立てるのか。33歳の挑戦から目が離せない。












