巨人のスペンサー・ハワード投手(30)が28日の阪神戦(甲子園)に先発したが、3回64球を投げて4安打3失点。早めに救援陣へマウンドを託したが、2番手の西舘も1失点を喫した。

 ハワードは初回、先頭の近本に3球目の133キロのスライダーを捉えられ、いきなり右翼スタンドへ先制ソロを被弾。後続の森下、大山には四球を与え制球にも苦しんだ。さらに3回、一死から中野に四球を与えると、森下、佐藤、大山のクリーンアップに連打を浴び、2点を追加された。

 4回からは、この日昇格したばかりの西舘が救援登板。近本に安打を許して走者を背負ったものの、無失点で切り抜けた。だが5回、先頭の森下に中堅への二塁打を許すと、大山の犠飛で1点を失った。試合前時点で1・5ゲーム差に迫っていた首位・阪神との重要な直接対決初戦で、慎重な継投策を選択したが、結果的には実らなかった。

 ハワードは試合後、「当然、いい投球ではなかった。コントロールを重視しながら、裏をかいたりして抑えるということをしたかったんだけども、コントロールが良くなかったのもあるし、そういうのが思った通りいかなかった」と反省。「振り返ると、それでももうちょっと粘れたかなというふうに今思うけども、それはちょっとできなかった」と悔しさをにじませた。

 優勝争いが佳境を迎える中、下を向いてはいられない。次回登板へ向け、「自分の仕事は、来週に向けて、少しでも良くなかったことをいろんな要素、要因から振り返って直して、なるべくいい状態で来週を迎えること」と前を向いた。