広島の森下暢仁投手(29)が好投を続けながら、なかなか白星に恵まれない。28日のヤクルト戦(マツダ)に先発し、6回5安打3失点。打線の援護は登板中の1点だけで、チームは1―3で敗れ、森下はリーグワーストタイとなる9敗目(6勝)を喫した。

 初回はわずか5球で三者凡退。2回以降は毎回走者を背負い、4回二死二塁から増田に先制の左前適時打を浴びた。申告敬遠を挟んで奥川にも中前適時打を許すと、5回には赤羽の適時二塁打で3点目を失った。6回104球を投げてマウンドを降りた。

 それでも、7月の二軍再調整を経て一軍に戻ってからは安定した投球が続いている。復帰戦となった8月7日のDeNA戦(横浜)は7回2失点。打線の援護は1点だけで1―2の黒星を喫した。14日の阪神戦(マツダ)は8回1失点と好投し、この時は6勝目を手にした。

 21日の巨人戦(東京ドーム)では8回を一人で投げ抜き、6安打2失点(自責1)。しかし、打線が無得点に終わり、0―2で完投負けを喫した。復帰後はここまで3試合連続でハイクオリティースタート(7回以上、自責2以下)を記録していた。

 この日のヤクルト戦は6回3失点で、3試合続いていたハイクオリティースタートは途切れた。それでもクオリティースタート(6回以上、自責3以下)は4試合連続。森下がマウンドに立っている間に味方が奪ったのは、6回の1点だけだった。

 一軍復帰後の4試合は計29回を投げて自責7、防御率2・17。それでも成績は1勝3敗で、白星を手にしたのは阪神戦だけ。安定した投球を続けながら、勝ち星がなかなかついてこない。