西武の滝沢夏央内野手が15日のロッテ戦(ベルーナ)に「2番・遊撃」で先発し、打率を今季初めて3割の大台に乗せた。164センチ、65キロの小兵は「僕の仕事っていうのは、そういうとこ。塁に出ることが仕事」と、この日は武器の一つである脚力で「H」マークを量産した。

 初回に三塁内野安打を決めると、3回の中前打に続き5回には遊撃内野安打で、今季7度目の猛打賞をマーク。本人は「今は自分のなかでもいい感じ振れている」と振り返りつつも「この調子をキープしたい気持ちですし、終わってみての結果だと思うので、うれしいはうれしいですけど、あまり気にせずに」と控え目に振り返った。

 2―3と1点を追った7回には、一死満塁から4番・ネビンの右翼への同点犠飛で、一塁から一気に二塁を陥れるなど、抜け目のない走塁センスも披露。その後の石井の決勝2点適時打につながる好走塁に西口監督も「良かったと思います。しっかりと次の塁を狙うという意識の走塁だった」と賛辞を惜しまなかった。

 昨年は125試合に出場し頭角を現したが、規定打席にはわずか5打席届かず。初の規定打席到達を目標に掲げた今季は、5月以降に状態を上げると、12球団の規定到達者のなかでも、すでに4人しかいない打率3割に出場80試合目で到達。開幕からリーグ上位をキープする西武に欠かせない役者となっている。