ドジャース・大谷翔平投手(31)とバッテリーの息が合わなかったダルトン・ラッシング捕手(25)への〝逆風〟が収まる気配を見せていない。

 尾を引いているのは24日(日本時間25日)の敵地ツインズ戦。サインの認識のズレから生まれた捕逸が失点に直結し、審判のボール判定にABSチャレンジで検証を求めた大谷に対してラッシングが首を横に振って否定するなど、意思疎通の面で懸念を残した。本来は控え捕手である2年目のラッシング、投打で経験も実績も十分の大谷との〝格の違い〟も多くの米メディアの間で物議を醸した。

 騒動から2日たったも収まる気配はない。27日には「FANSIDED」が「もはや擁護する価値がない」「ダルトン・ラッシングは荷物をまとめて去る時が来た」と一刀両断。マイナー降格、さらに大物選手を獲得するトレードの駒として活用する2つの可能性を指摘している。

「ラッシングがマイナーでリセットすることは決して恥ずべきことではなく、むしろトレード価値を高めるだろう」「ラッシングはかつてのトッププロスペクトでトレード期限までにエリート選手、例えばスクバルなどを獲得する手助けとなる可能性がある。才能はあっても、ラッシングはドジャースの長期的計画から急速に外れつつある」

 ドジャースは正捕手のスミスが首を痛めて離脱を続け、捕手はラッシングとロビンソンの2人体制となっている。現状の選択肢は限られているが、同メディアは「もし大谷がラッシングとの(バッテリーの)解消を望めば、大谷が速球を投げるか、変化球を投げるかを決めるよりも早く3Aに戻されることになるだろう」とまで伝えている。

 ラッシングは開幕直後こそ限られた打席数で本塁打を量産し、DHや一塁でも起用されたが、5月は打率1割台に低迷してまさかの0打点。危険なスライディングや対戦相手への暴言騒動など、眉をひそめられるプレーも散見されてきたが、ここへきて心象は悪化の一途をたどっている。