ドジャースの3連覇ロードを止める刺客は、やはりピンストライプなのか。米メディア「SBネーション」は23日(日本時間24日)、「アメリカン・リーグ(AL)のワールドシリーズ優勝候補チームランキング」と題した記事を掲載。ナ・リーグの大本命として君臨するドジャースと秋にぶつかり得るア・リーグの対抗馬5傑を挙げ、1位にヤンキースを推した。

 前出のSBネーションは、混戦というより決め手を欠く今季のア・リーグを辛口に分析。それでもヤンキースは23日終了時点で47勝31敗、加えて得失点差でもプラス111をマークし同メディアが候補に挙げたア・リーグ5球団の中では頭一つ抜けており、主砲アーロン・ジャッジ外野手(34)の負傷離脱を抱えながら「あらゆる困難も全く苦にしない唯一のALチーム」とも激賞した。土台となる打球の質、選手層、地区首位の貯金を踏まえれば、ア・リーグ優勝決定シリーズを勝ち抜く本命視は自然な流れだ。

 2位はマリナーズ。開幕当初は打線の迫力不足に苦しんだが、投手力を軸に態勢を立て直してきた。得失点差もプラス18で、短期決戦では先発陣の厚みが一気に武器になる。3位はレイズ。43勝33敗で東地区2位につけるが、得失点差はプラスマイナスゼロ。勝敗ほどの強さが見えにくい点は懸念材料ながら、それでも上位候補に踏みとどまった。

 4位には昨年のワールドシリーズでドジャースに惜敗したブルージェイズが入った。新加入の岡本和真内野手(29)も在籍する同球団は39勝40敗と5割を切り、得失点差もマイナス25。攻撃力低下は深刻だが、投手陣は一定の評価を受けており、同メディアは低迷の中でも〝復讐劇〟の余地を残した。5位はガーディアンズ。41勝39敗ながら得失点差はマイナス9で、派手さはない。それでも失点を抑える力を買われ、滑り込みで名前を連ねた。一方で中地区首位のホワイトソックスやアストロズ、レッドソックスは圏外。知名度や昨季までの実績だけでは評価されないあたりに、今季ALの混迷ぶりがにじむ。

 世界一2連覇中のドジャースは51勝29敗、得失点差プラス143とメジャー全体でも別格の存在感を放つ。だからこそ、ア・リーグの候補選びはそのまま「打倒ドジャース」の〝資格審査〟にもなる。現時点で最もその席に近いのはヤンキース。2年ぶりに名門同士のワールドシリーズが実現することになれば、秋の主役争いは一段と熱を帯びそうだ。