落とせない記念試合で、鷹打線が宿敵をのみ込んだ。ソフトバンクは24日の日本ハム戦(みずほペイペイ)に7―6で競り勝った。
この日は王貞治球団会長(86)の功績とレガシーを継承する「OH SADAHARU LEGACY DAY」として開催。落とせない一戦で柳田悠岐外野手(37)が本塁打を含む3打点と躍動するなど打線が奮起し、小久保裕紀監督(54)も「今日でちょっと解放される」と重圧から放たれた様子だった。
その中で、より鮮明になったのが「対日本ハムの強さ」だ。この日の勝利で同カード3連勝。今季はここまで8戦全勝と、完全に〝お得意さま〟にしている。ホークスは45試合を終えて23勝22敗。他球団相手には苦戦を強いられているだけに、日本ハム戦だけで8つの貯金を稼いでいる意味は大きい。
昨年までは2年続けてホークスが1位、日本ハムが2位。対戦成績も2年間で25勝24敗1分けと、ほぼ互角だった。それが今年は一転、ここまでは一方的な構図となっている。要因はどこにあるのか。鷹陣営からはいくつかの声が上がる。
ひとつは「ライバルゆえの意識」だ。チームスタッフの1人は「(日本ハムは)対ホークスへの意識が多少なりとも強いところはあると思う。(対戦が進む中で)その意識をうちがうまく利用できているのでは」と見る。今季の日本ハムの特色を指摘する声もある。
別の関係者は「今年の日本ハム打線は特に本塁打での得点が多い。みずほペイペイドームだと(エスコンに比べて)そこの脅威は少し薄まる」と分析。ここまでの8試合中6試合はホークス主催で、相手の戦い方と開催日程が結果に影響しているとの見方だ。
さらに昨年の日本ハムの怖さを知る鷹陣営だからこそ、相手選手の「一番いい状態」とのギャップも、今季の対戦成績につながっている側面はありそうだ。
貯金を持って得意の交流戦を迎えられるのは、鷹にとって大きい。〝ハム食い〟の勢いをそのままに、セ・リーグとの戦いへ向かう。












