好機の扉は何度も開いたが、最後の一押しだけが足りなかった。セ3位の巨人は21日のヤクルト戦(神宮)に1―3で敗れ、連勝は7でストップした。田中将大投手(37)が初回に2点、2回に1点を失う苦しい展開。打線はヤクルトの5安打を大きく上回る9安打を放ちながら、あと一本が出ず首位ヤクルトとは2・5ゲーム差、2位阪神とは1・5ゲーム差となった。
逃した好機が重かった。2点を追う2回は一死満塁とこの日最初の絶好機を作ったが、後続が倒れて無得点。3点を追う3回はボビー・ダルベック内野手(30)の適時内野安打で1点を返したものの、その後は打線がつながらなかった。1―3の9回にもキハダを相手に一死一、二塁まで食い下がったが、逆転には届かなかった。
阿部慎之助監督(47)は「(チャンスで)1本出ていれば全然また違った展開になってたんだけど。そればっかりはね。みんな打とうと思ってやってるから」と悔しさをにじませつつ、野手陣を責めなかった。
救いは救援陣の踏ん張りだ。勝ちパターンの投入こそなかったが、2番手の赤星優志投手(26)、田和廉投手(23)、堀田賢慎投手(25)が無失点リレー。直近5試合で失点を許していないブルペンの安定感は、接戦続きが予想される上位争いで大きな武器になる。杉内俊哉投手チーフコーチ(45)も「1、2点負けてる場面でも今日のメンバーがしっかりと投げて試合つくってくれたんでね。また今後に期待します」と信頼を口にした。
22日からは本拠地・東京ドームで2位・阪神との3連戦に臨む。大量点が望みにくい相手だけに、勝敗を分けるのは先制点と終盤の守り。「阪神相手に大量得点は期待できない。わずかなリードをいかに守り切れるかが勝敗のカギを握る」とチーム関係者も見る。虎狩りの命運は、鉄壁のブルペンに託される。












