巨人・井上温大投手(24)が12日のヤクルト戦(東京ドーム)に先発し、6回8安打2失点と粘投。試合をつくったものの打線の援護がなく、チームは0―2で零封負けし、自身も今季初黒星を喫した。
今季2勝目をかけてマウンドに上がった井上は、6回以外は毎回走者を出しながら要所を締める投球。だが、3回に内野ゴロの間に先制を許すと、5回には自身のグラブをはじく適時内野安打で2点目を失った。
井上は「自分の〝エラー〟で失点してしまったり、先頭(打者への)四球で点を取られてしまったんで、防げるところを次は気をつけていきたいなと思います」と反省。一方で「ヒット8本を打たれても2失点に抑えたのは今まででも少ない。また一つ引き出しができたなと思います」と手応えも口にした。
阿部監督は「ゲームはしっかりつくったし、ちょっと球数(110球)は増えちゃったんだけどもね。次につなげてほしいなと思います」と評価した。
井上は昨秋に左ヒジを痛め、春季キャンプは三軍スタートだった。オフには体重を5キロ増やすなど肉体改造に取り組み、ドラフト3位ルーキーの山城に代わって5日のDeNA戦(東京ドーム)から一軍復帰。同戦では7回1失点の好投で今季初勝利を挙げている。
チームスタッフは井上について「思ったより早い合流だった」と驚きをつつも「久しぶりに体を触ったら、まず上半身のボリュームがデカくなったのを感じた。それに伴って出力も確実に上がっている」と変身ぶりを口にした。
だが、同時に強調したのがリスク管理だった。「その反動による故障を防ぐことが重要」。増量すれば出力もアップする。ただ、筋肉量と柔軟性、関節の可動域とのバランスが崩れると体への負担が増す。新しい体に対応する新しい〝操縦法〟も身につけなければならないのだ。さらに「体が元気ならずっと抑えるようなんですが、体の不安がパフォーマンスに直結しているタイプ」と分析し「体調管理ができれば大きく崩れることはない」と期待も寄せた。
安定した状態をいかに保てるかがシーズン完走への鍵になりそうだ。












