ヤンキースが田中将大投手(37=巨人)以来となる日本人獲得に本腰だ。

 米メディア「ヤンクスゴーヤード」は25日(日本時間26日)、「ヤンキースの次の日本人ターゲットが、最新の雇用のおかげで明確になった」との記事を配信した。先日、カブスの日本人職員・正本尚人氏(47)を引き抜いたばかりのヤンキースが、元オリックスのコンサルタントで前カージナルスGM付き特別補佐のマット・スレーター氏をスーパーバイザーとして雇用したという。

 同記事は「ヤンキースで新たに国際スカウトを率いるマリオ・ガルザ氏の目標達成に不可欠な存在となるのが、マット・スレーター氏だ。彼は新体制下で新設されたグローバル選手獲得スーパーバイザーの職に就いた。スレーター氏はカージナルスで同様の役職を務めた経験があり、日本プロ野球のオリックスでも活躍した経験を持つなど、アジアにも非常に広い人脈を持っている」と経歴を紹介した。

 そのうえで「ヤンキースが2014年に田中将大を獲得してから10年以上が経過した。今オフシーズン初め、ブライアン・キャッシュマンGMはNPBのスター選手である今井達也、村上宗隆、岡本和真ら獲得がうわさされる中、ヤンキースが日本人選手を獲得してから『年月が経過しすぎている』と発言した」とパイプ不在により獲得に至らなかったとした。

 続けてヤンキースの最大のターゲットを明示。「ヤンキースは、新たなターゲットである山下舜平大が迫る中、日本での存在感を取り戻すために、新加入のマット・スレーターに頼ることになるだろう」とオリックスの若き右腕・山下狙いと断言した。

 記事では山下の経歴を紹介すると「まだ23歳の彼は、2027年シーズン終了後までポスティングや正規フリーエージェント契約の資格を得られない。もしそれ以前に移籍を試みた場合、佐々木朗希のような道をたどることになり、チームのインターナショナルボーナスプールからしか資金を受け取れないことになる」と見通しを報じた。

 合わせて右腕の故障歴も指摘。昨季は腰を痛めた影響で4試合21回2/3しか投げておらず、「健康状態には疑問符が付くが、才能に疑いはない。『ファングラフ』のスカウティングレポートによると、舜平大は95~97マイル(約155~157キロ)の速球を投げ、必要に応じて100マイル(約160キロ)まで加速できる。さらにスプリットは破壊力抜群だ。高回転の美しいオーバーハンドカーブと、より硬めのスライダーとカッターを組み合わせた投球も武器だ」と右腕を絶賛した。果たしてヤンキースが打った布石は実るのか。