ブルージェイズの岡本和真内野手(29)は23日(日本時間24日)にフロリダ州ダンイーデンでメッツとのオープン戦に「6番・三塁」で先発出場し、2回に“メジャー初本塁打”となる先制2ランを中堅バックスクリーンに叩き込み、2打数1安打2打点だった。6回の守備から退いた。期待された長打力に、守備でも好フィールディングを連発。早くもファンから愛されている――。

 岡本のバットが描いた放物線に本拠地のファンが大歓声を上げたのは0―0の2回一死一塁だった。マウンドは右腕ホームズだ。昨季、中継ぎから先発に転向し、12勝をマーク。今季は先発ローテーションの中心と期待されている。初球、真ん中の94・2マイル(約151・6キロ)のフォーシームに積極的に打ちに行くがファウル。2球目の外角低めのスイーパーを見送り「ボール」、3球目の真ん中高めのシンカーは見送り「ストライク」とコールされた。

 カウント1―2からの4球目、外角低めの82・2マイル(約132・3キロ)のスイーパーをすくい上げると豪快に振り抜いた。角度26度、打球速度103・4マイル(約166・4キロ)で高々と上がるとそのまま中堅バックスクリーンに飛び込んだ。うれしい“メジャー初安打”は米初アーチの先制2ランだ。飛距離431フィート(約131・4メートル)の文句なしの一発に観客席のどよめきはしばらく収まらなかった。

 本塁打の直前に実況が「カズマ・オカモトは日本で6回、30本以上の本塁打を放っている」と紹介したように岡本に期待されているのは長打力だ。球団公式サイトは「ブルージェイズがルーキーシーズンの岡本に求めているのは、まさに攻撃力とパワーだ」と絶賛。アーニー・クレメントは「これまで見た中で最もスムーズな右打者のスイングの一つ」と評しているという。

 SNSにはブルージェイズファンの「強打者よショーにようこそ」「ブルージェイズファンはすでに大喜びだ」「ショウヘイ2・0が来た」「この男のプレーを見るのが楽しみだ」「パワーはどのリーグでも通用する」「本物のスラッガーだ」と絶賛の声であふれた。

 2―2の4回二死無走者は2番手のマイナー右腕のカウント2―2からの6球目、外角低めの83・7マイル(約134・7キロ)のスライダーにバットは空を切った。

 オープン戦初出場の21日(同22日)のフィリーズ戦は2打数無安打。遊ゴロ、三ゴロと無安打だったが、ともにカットボールに積極的にバットを振った。守備では2回一死にボテボテのゴロを素早く拾って、ランニングスローで一塁でアウトにし、ファンを沸かせた。この日は4回にゴロを危なげなく処理。ボー・ビシェットがFAでメッツに移籍したことで米メディアでは内野守備陣を不安視する報道もあったが、実戦2試合で守備でも戦力になることを証明した。

 ヤンキースなどで活躍した松井秀喜以来となる海を渡った巨人の4番。新天地で好スタートだ。