圧巻のスタートだ。ブルージェイズに加入した岡本和真内野手(29)が23日(日本時間24日)、フロリダ州ダンイーデンで行われたメッツとのオープン戦で〝メジャー初本塁打〟を記録。バックスクリーンに打ち込まれた431フィート(約131メートル)の特大弾に、他のライバル球団たちの警戒も強まりそうだ。

 岡本が一発を放った右腕のホームズは昨季12勝をマーク。外角低めに投じられたスイーパーを仕留めたが、これがまた価値を高めた。ブルージェイズ専門メディア「ジェイズ・ジャーナル」は「昨季のホームズはスイーパーを19%、右打者には25%の割合で投げたが、本塁打を許したのはシーズンを通してわずか1本だけだった」と指摘。スイーパーはこの第1打席の2球目に見送って「ボール」をもぎ取っていたが、ほぼ打たれることがない球を〝初見〟で完璧に捉えたことになる。

 それだけに対応力の高さには米メディアも脱帽するばかりだ。「アルバット」は岡本のひと振りを「危険なパワースイング」と表現。「単なる視覚的なスペクタクルではなかった。彼がMLBで支配的な勢力となる力を持っているという声明だった」と絶賛し「岡本の力強さとテクニックの融合には誰もが驚嘆させられる」「完璧な打者」と賛辞を並べた上でこう伝えている。

「彼のプレシーズンはこれから始まるが、序章に過ぎない。対戦相手はこの新鋭を封じ込める万全な準備を整えておくべきだ」

 オープン戦とはいえ、あいさつ代わりにかけた岡本のアーチは29球団への〝警報〟に昇華している。