米国・WWEの〝フェノメナール〟AJスタイルズ(48)の引退セレモニーが、プロレス界で話題を呼んでいる。
昨年9月に2026年中の引退を表明。1月31日(日本時間1日)のPLE「ロイヤルランブル」で「負けたら引退」をかけてグンターと対戦したが、スリーパーで絞め落とされ引退が決まった。ただ試合後、一度はリング上に置いたグローブを着け直したため、「現役続行では?」との憶測を呼んでいた。
23日(同24日)のロウ(ジョージア州アトランタ)で行われた引退セレモニーでは、故郷に近いアトランタのリングでグローブを置きたかったからと説明し、「俺は約束を守る」と改めてリングにグローブを置き、正式に引退の〝儀式〟を行った。さらにジ・アンダーテイカーが現れ、サプライズで26年度のWWE殿堂入りしたことを伝えた。
「ABEMA」にて放送されたロウ中継後、リング上にはコーディ・ローデス、CMパンク、サミ・ゼイン、オモスらWWE所属選手に、AJの盟友カール・アンダーソン&ルーク・ギャローズ、米TNAのフランキー・カザリアンら関係の深いレスラーが上がり、AJと別れのあいさつをかわした。最大ライバルの中邑真輔にアスカ、カイリ・セインら和製スーパースターもAJと抱擁をかわし、アスカは目に涙を浮かべるシーンもあった。
そんなレジェンドが最もお気に入りの試合は何か? AJはWWEのユーチューブ公式番組「ロウ・リキャップ」で質問に答えた。「あまりにもたくさんあるので、すべて挙げることはできない」としつつ、最近の試合では「中邑真輔と俺は『サタデーナイツ・メインイベント』で信じがたい試合をやってのけた」と、いの一番に1月24日(同25日)カナダ・モントリオール大会での中邑戦を挙げた。
約5年8か月ぶりの一騎打ちは、両者が死力を尽くした激闘に。試合時間は21分を超え、AJが中邑にスタイルズクラッシュを決め勝利した。「俺はあの試合を誇りに思っている」といい、最大ライバルとの〝最後の名勝負〟に胸を張った。続けて「だってWWEで最初にやった試合を、多くの人が気に入らなかったって知ってるからさ」と理由を説明した。
18年4月の祭典「レッスルマニア34」でAJは、自身のWWE王座をかけ中邑と激突し王座防衛に成功。ただ、この試合は新日本プロレス時代のような名勝負にはならなかった。「だから今回はそれを埋め合わせられたと思うんだ」という。自身の引退ツアーについても「ジョン・シナ、中邑真輔、CMパンク、グンターと良い試合だった」と、再び中邑の名前を出した。
新日本マットから続いた2人のライバル対決は、AJの引退直前に最終章を迎えた。













