まさか…。米国・WWEの女子タッグ王者イヨ・スカイが、PLE「エリミネーション・チェンバー」(28日=日本時間3月1日、イリノイ州シカゴ)のエリミネーション・チェンバー戦進出を逃した。

 チェンバー戦は、鋼鉄のおりで囲まれたリングで戦う危険極まりない試合形式。優勝者は祭典「レッスルマニア42」(4月18、19日、ネバダ州ラスベガス)で、最高峰王座(WWE女子王者ジェイド・カーギル)に挑戦できる。すでにイヨとタッグ王座を保持するリア・リプリー、ティファニー・ストラットン、アレクサ・ブリス、キアナ・ジェームズに〝明日の女帝〟アスカが出場を決めている。

 23日(日本時間24日)のロウ(ジョージア州アトランタ)ではイヨ、カイリ・セイン、ラケル・ロドリゲスがトリプルスレット戦で最後の1枠を争った。ゴングが鳴ると、イヨは敵対するカイリと手を組み、巨体のラケルに猛攻を仕掛ける。

 だが、カイリがすぐに裏切り、イヨを踏みつけて得意のポーズをマネして挑発した。ラケルはイヨとカイリを、まとめてフォールアウェースラムで投げ捨てる怪力を発揮。イヨも負けじと、場外に落ちたカイリとラケルにムーンサルトアタックを浴びせ、得意のポーズを決めた。

カイリ・セイン(奥)とイヨ・スカイはまとめて投げるラケル・ロドリゲス(©AbemaTV, Inc.)
カイリ・セイン(奥)とイヨ・スカイはまとめて投げるラケル・ロドリゲス(©AbemaTV, Inc.)

 アトランタの観衆は「イヨ! イヨ!」「レッツゴー、イヨ!」チャントで、逸女への声援一色となった。イヨはラケルの猛パワーに苦しむも、カイリにミサイルキックを浴びせてペースをつかむ。カイリとの連係でラケルを場外に転落させ、トペ・スイシーダを発射。さらにカイリもコーナー上段からインセインエルボーをぶち込むと、タッグ王者はドロップキックで場外バリケード越しに吹っ飛ばした。これで、ラケルは戦線離脱とみられたが…。

 イヨはカイリに変型バックブリーカーから、ムーンサルトプレスを発射。完璧に決まってカバーしたが、場外で復活したラケルがカイリを引きずり下ろし、カウントを妨害する。それでも逸女はラケルにすさまじい高さから飛びついたスイング式DDTから、ムーンサルト弾の体勢へ。

 ところが、カイリにコーナー上段から突き落とされてしまう。イヨが場外に転落した隙に、カイリはラケルにとどめのインセインエルボーを放つも、ラケルはヒザを立てて迎撃。最後はカイリをテハナボムで叩きつけ、3カウントを奪った。

 チェンバー戦出場を逃したイヨは、これで祭典での最高峰王座戦がほぼ消滅。昨年の「レッスルマニア41」では女子世界王者として出場し、リア、ビアンカ・ベレアと祭典史上に残る名勝負を繰り広げ、ベルトを守った。昨年の〝主役〟はこれから祭典へどう道筋をつけるのか?

 この日のロウは「ABEMA」にて放送された。