新日本プロレス8日の大阪大会で、NEVER無差別級王者のウルフアロン(29)が〝プロ初黒星〟を喫した。1月4日東京ドーム大会でのプロレスデビューから13戦目にして無敗街道がストップ。成田蓮(28)とのV1戦(11日、大阪)に暗雲が垂れ込めた格好だが、ウルフは大会後に本紙の取材に応じ、自身の〝敗北論〟を明かした。
この日の大会でウルフは、8人タッグ戦で極悪軍団「ハウス・オブ・トーチャー」と激突。成田に改造プッシュアップバーで殴打されグロッギー状態となると、最後はパートナーのYOHが3カウントを奪われてチームは敗戦を喫した。
東京五輪柔道100キロ級金メダリストはデビュー以降、出場した全12試合で自身、もしくは自軍が勝利を収めていた。ついに無敗街道がストップしたウルフは、ダメージが大きくノーコメントで会場を後に。ホテルに戻ってから電話取材に応じると「やっぱり負けるのは楽しくないですね。ただ勝ち続けることは難しいというのはもともと分かっていたので。この負けを受け入れるんじゃなくて、負けたことを次にしっかり生かして自分の糧にしないといけないですね」と心境を明かした。
デビューからの連勝記録はWCWで173連勝の記録を打ち立てた〝超人類〟ビル・ゴールドバーグが有名。鳴り物入りでプロレスラーとなったウルフも勝ち続けるたびに注目されてきたが「何連勝とかを気にしているわけではなかったので。できることであればずっと勝ち続けていたかったですけど、勝ち続けても勝ち方って分からないと思うんです。負けがあるからこそ自分の弱点を知ることができる。『負けたことがある』というのがいつか大きな財産になるようにしたいですね」と、漫画「スラムダンク」の山王工業・堂本監督の名言を引用して前を向いた。
柔道時代からも敗北を乗り越えて、強くなってきた自負がある。「忘れられないのは大学2年生の時の団体戦。東海大学が8連覇を目指した大会で、僕が代表戦に出て負けたんです。先輩たちの思いも100人以上の柔道部員の気持ちもすべて背負って負けた時はショックでしたね。でもその負けがあったからこそ柔道に対する考え方、見方も変わったんですよ。あれはなければいけないものではあったと思います」と回想。「負けを負けのままにするかは僕次第じゃないですか。それが糧になったようにしないといけないですから」と持論を展開した。
ひと通り質問に答えたウルフが「せっかくなら大阪でおいしいものを食べながら取材を受けたかったんですが…。あ、そうだ東スポさん、LINEギフトっていろいろ贈れるの知ってます?」と唐突に脱線したところで、何やら原因不明の局地的電波障害が発生。非常に残念ながら通話が途切れて、取材は打ち切りとなってしまった。













